加古川宇宙科学同好会(加古川市尾上町、TEL 079-424-8867)が6月6日、結成45周年を迎えた。
星空の魅力を地元の子どもたちに伝えようと1976(昭和51)年6月6日、加古川市立浜の宮公民館の登録団体として設立した同会。星空観察が好きだった松浦教諭と木戸教諭が、加古川市立浜の宮中学校の生徒たちを集めて作った「気象観測天文クラブ」が原点。卒業後も活動を続けようと、同クラブのOBが集まり同会設立を後押しした。
同会では1991(平成3)年から、依頼を受けた個人や学校、公民館などに出向き星空観察をサポートする「星空宅配便」を30年間で計839回開催。メンバーも随時募集している。
同会メンバーの池田伴司さんは「望遠鏡をのぞいた時、目の前に広がる星や宇宙の姿は美しく神秘的」、同メンバーの吉富義晴さんは「目の前に広がる本物の宇宙、美しい星空が大好き。観望会では子どもたちよりも自分自身が楽しんでいる」と笑顔を見せる。
結成当初からのメンバーという細谷秀樹さんは「星は同じように見えるが、よく見るとそれぞれ違いがあって輝きも違う。子どもたちも星のようにそれぞれの輝きを持っている」と話す。