加古川のコミュニティースペース「びぃぷらす加古川」(加古川市加古川町、TEL 079-426-1442)で6月4日から、「アートスペースくるみ」世話人の荒川鉄也さんが「アートシェア展」を開催する。
荒川さんは播磨地域の学校や特別支援学校などで美術教師として勤め、退職後はNPO法人くるみが運営する「アートスペースくるみ」の世話人として加古川や姫路などで障がい者が手掛けた作品を地域社会に生かそうという試みに取り組んでいる。
障がい者が自由な表現を通して地域の中で認められ社会参加することができないかという思いで始めた同展は2回目。1回目は姫路駅前の地下広場で開催した。社会参加が苦手で就労支援作業所で働く人たちが、鉛筆画や水彩画などさまざまな絵や作品を展示する。
荒川さんは「就労支援作業所で働きながら、表現することが好きで作品を作り続けている人々の展示から、それぞれの個性あふれる表現を味わってもらえたら。地域の中で働くのも社会参加だが、自分の好きな表現で作品を作り、病院の待合室やオフィスに飾ってもらい元気やパワーを共有してもらうことや、一つの素材として商品を開発して発信するのも社会参加になるのでは」と話す。
開催時間は10時~17時(土曜・日曜は16時まで)。木曜休催。6月13日まで。