加古川市内で学習塾講師をしている「ふくもとさわこ」さんが長年の経験から、寝起きの学習習慣が子どもの成績アップに効果的という持論をまとめて紹介する書籍「頭がよくなる朝15分学習法」(ダイヤモンド社)を出版した。
同書は学習塾で約17年間、延べ6万5000人の生徒を指導してきたふくもとさんが、子どもが朝起きてから食卓で毎日15分学習することで、子ども自ら学習する習慣が身に付くという学習法を紹介する。
ふくもとさんは、生徒が学習塾をやめる理由を調べたところ、学習塾の宿題をする時間が作れないことが多かったという。学習時間の作り方を考えたが、学校行事、部活動、気候の変化など帰宅後は子どもが疲れて十分に学習することが難しい。朝起きて食事までの15分を学習時間として生徒に1か月続けさせたところ学習習慣が定着したことから提案するようになった。同書は年齢別、教科別に学習のポイントを生徒の事例をまじえて解説している。
ふくもとさんは「本には賢い子どもに育てた子育ての事例を挙げている。子どもを褒めて肯定してあげることなど、未就学の子どもがいる親御さんにも読んでほしい。テストの成績で叱りすぎると本番に弱い子に育つので、子どもを笑顔で見守り肯定して育ててほしい。親が温かく接してくれることが子どもにとって一番うれしいことだと思う」と話す。
価格は1,430円。大型書店、ネット通販サイトで扱う。