「高砂を良くしよう」という思いの下に集う有志の会「高砂ニューフロンティア会議」が高砂センター街(高砂市高砂町)に200個のちょうちんを設置し、毎日19時~20時30分にで点灯している。
同会では、高砂市の現状を積極的に学ぶための取り組みや、学びで得た課題への取り組みとして「高砂ガウディ計画」などを行っており、今回のちょうちん設置もその一つ。プロジェクトの名称は、末永く将来の世代へ高砂を良くするための取り組みを継承し続けるという思いから、世界文化遺産「サグラダファミリア」の建築家、アントニ・ガウディを引用して名付けた。
メンバーの吉屋章さんは「高砂町には魅力的なスポットがあるが、それぞれが点在しているところが課題ではないかと思う。高砂町の中心にある高砂センター街を、点在するスポットを結んでいくような場所にしていきたいと考え、その第一歩としてちょうちんを設置した」と話す。
「一度無くしてしまったものは二度と作れないので、取り壊して新しい場所を作りたいとは思わない。今後も高砂センター街の現在の雰囲気を残しながら、ちょうちんの追加や昔のポスターの掲出などを行い、昭和の雰囲気を創り出すことで空き店舗への誘致などにつなげていきたい」と吉屋さんは意気込む。