椅子とハンペルマンの展示イベント「しかくはまるい」が高砂市のブックカフェ「町家Tentofu」(高砂市高砂町、TEL 050-5361-5581)で9月21から開催されている。
同店は、アートの仕事に長年携わってきたオーナーの衣笠収さんと友人など約250人が携わり古民家を改装しオープン。店内は約30坪にテーブル席17席を用意する。大人にゆっくりした時間を過ごしてもらいたいという思いから、アートの鑑賞と交流スペースとして「アートスペースimagine」と自分で豆をひいていれるコーヒーを飲みながらゆっくり滞在することを楽しむ「たき火文庫」に分かれている。
衣笠さんは「アートと本は日常を非日常に切り替える力があると思っている。絵本もたくさん置いており、大人になって読むととても哲学的であったり深かったりする」と話す。
今回は、アートスペースimagineで椅子職人の迎山直樹さんとドイツではなじみの仕掛け玩具で、ひもを引っぱると連動して手足がピョコンと動くハンペルマン人形の作家よねざわともみさんの作品を約30点展示する。
衣笠さんは「時間に追われている人に、ゆっくり自分見直す時間を持ってもらうきっかけになればうれしい。お店の出入りも自由なので高砂の町歩きも楽しんでもらえる。店の名前の由来である点灯夫のように人の気持ちに明かりをともしていけるお店にしたい」と笑顔を見せる。
開催時間は11時~19時30分。12月28日まで。入場無料。たき火文庫スペースは完全予約制。