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高砂市内の中学校・高校で学校が再開 約1カ月ぶりに

登校する生徒たち

登校する生徒たち

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 新型コロナウイルス感染症の影響で長く休校が続いていた高砂市内の中学校・高校でも5月中旬から週に1回程度の登校日が設けられ、徐々に学校生活が戻ってきている。

ホームルームの様子 教卓と生徒の席に間隔を空けている

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 白陵中学校・高校(高砂市阿弥陀町)では5月26日から28日にかけて中学、高校、学年を午前と午後に分けて分散登校を実施。マスクの着用や手指の消毒、教室の座席間隔などこれまでの日常とは少し違いながらも、生徒たちは久しぶりの学校と級友との再会に笑顔がこぼれていた。高校1年の女子生徒は「ビデオ通話で友達と話をしたけど、実際に顔を合わせて話せるのはうれしい」。高校1年の男子生徒は「みんなの顔と声が聞けるのがとてもうれしくて、心がうきうきしている」と声を弾ませた。26日は教材の配布や学級役員の選出、学生証の写真撮影など本来は学期初めにする行事を1カ月遅れで実施した。

 休校期間中、同校では動画共有サイト「ユーチューブ」で授業風景の配信や、ビデオ会議アプリ「ズーム」を利用したホームルームなどを行ってきた。休校中の学習について高校1年の男子生徒は「自習していて分からないことがあればオンラインで質問もできるので困ることはなかった」と話す。

 6月1日からは時差登校を実施し、授業を再開していく予定という。同校の高見繁統教頭は「普段はうるさく感じる生徒の声も、この1カ月聞けなくて恋しかった。学校が再開できて教職員も心が弾んでいる。感染対策を取りながら少しずつ日常を取り戻したい」と気を引き締める。

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