「高砂市立図書館名誉館長講演会」が今春、高砂市立図書館(高砂市米田町、TEL 079-432-1355)で開催を予定している。
同講演会は、昨年12月に同館名誉館長の村上裕道さんが長年にわたって歴史建造物を生かしたまちづくりに尽力するなど、文化財の保存や活用に貢献したことが認められ文化庁長官より表彰されたことがきっかけで開催。講演テーマは「文化財の保存と活用」。
村上さんは高砂市生まれで、元兵庫県教育委員会事務局参事(文化財担当)兼文化財課長。現在は兵庫県ふるさと芸術文化発信サポート事業審査委員会委員や兵庫県立歴史博物館運営懇話会委員、京都橘大学文学部歴史遺産学科の教授も務める。高砂市立図書館では「近世」について自分が気になることをテーマに調査研究に取り組む「高砂市史ゼミ」と、市内の名勝・旧跡の映像化に取り組む「映像ゼミ」などの講師も。
同市生涯学習課の四方亮輔さんは「文化財の保存と活用に取り組んできた名誉館長の講演をきっかけに、高砂の文化を子どもの世代へ残していけるように、高砂の歴史に興味を持つ人が増えてほしい。気軽に来ていただければ」と参加を呼び掛ける。
参加者には、石の宝殿に関する絵葉書3点と高砂の古民家をモデルにしたクリアファイルを進呈する。
開催時間は13時30分~。定員80人。入場無料。申込不要。