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多機能型事業所の手づくり納豆がリニューアル 職員とのチームワークで利用者の働く喜びに

「手づくり納豆 なっとこちゃん」をPRする副主任の桂さんと管理栄養士の吉田さん

「手づくり納豆 なっとこちゃん」をPRする副主任の桂さんと管理栄養士の吉田さん

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 障がい者の就労支援と生活介護を行う多機能型事業所「ワークホーム高砂」が1月27日、自社商品「手づくり納豆 なっとこちゃん」のパッケージをリニューアルした。

新パッケージになった「なっとこちゃん」

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 2003(平成15)年4月に通所授産施設として開設した同施設。企業との連携を図りながら病院リネンなどのクリーニング作業を行うほか、2013(平成25)年から納豆の製造販売も始めた。 副施設長の長谷川博信さんは納豆作りについて、「平日は毎日、利用者と職員とのチームワークで納豆作りを行っている。利用者の働く喜びにつながるよう一人ひとりに応じた作業分担を行っている」と話す。

 納豆には北海道産大豆を使い、大粒納豆には十勝大豆「とよまさり」、小粒納豆には「ゆきしずか」を使う。カップ入れからラベル貼りまで利用者と職員が一つひとつ手作りしている。商品名の「なっとこちゃん」は自閉症の利用者が口ずさんだ歌から名付けた。 

 販売商品は、「手づくり大粒納豆 なっとこちゃん」(たれ・からし味=60円、しそのり味=60円)、「手づくり小粒納豆 なっとこちゃん」(70円、ごま・のり・ネギ付き)など。兵庫県南西部を中心にスーパーマーケット「ヤマダストア」などで販売している。

 長谷川さんは「2月からは販売店舗も増え、現在の作業場が手狭になってきたため、今夏新しく工場と販売所が完成する予定。これからもたくさんの方に『なっとこちゃん』を届けられるよう利用者と職員で一丸となって頑張っていきたい」と意気込む。

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