「日本遺産シンポジウムin高砂」が11月10日、高砂商工会議所で開かれる。
高砂市が「北前船寄港地・船主集落」の日本遺産追加認定1周年を記念して企画した同シンポジウム。日本遺産の町を広くPRし、高砂の地域力を高めることを目的に今回初めて開催する。ゲストに高砂市より1年早く日本遺産に登録された函館市の元教育長山本真也さんや今年追加認定された姫路市から教育委員会文化財課の大谷輝彦さんらを招き、日本遺産を生かしたまちづくりについての事例発表会を行う。
市内の歴史的建造物再生事業に携わった「アトリエフォルム」社長の吉田文男さんをコーディネーターに、「日本遺産を中心とした地域連携の手法」や「情報の共有と発信」などをテーマに討論会も行う。
高砂市生涯学習課の四方亮輔さんは「日本遺産を生かした観光や取り組みを積極的に行っている方々の話が聞ける機会。高砂市としてもまちづくりのヒントを見つけたい」と話す。
11月9日~12月26日は、旧工楽邸と高砂市立図書館で関連イベントとして工楽松右衛門や北前船に関する資料展示を行う。実際に手に取って見ることができる貴重資料も展示する。
四方さんは「旧工楽邸を中心に文化財と観光をつなげていきたい。地元の観光や地域を盛り上げたい人、高砂で何かしたいと考えている人にはぜひ来てほしい。新しい発見があるかもしれない」と来場を呼び掛ける。
開催時間は13時30分~15時30分。シンポジウムの定員は先着60人。入場無料。