街全体を明かりとジャズの音色で彩る「たかさご万灯祭2019」が9月14日・15日の2日間、高砂市高砂町一帯で開催された。
高砂町が2006年に兵庫県の歴史的景観形成地区に認定されたことをきっかけに始まった同イベントは、今年で13回目を迎えた。
会場には5万人を超える来場者が、ライトアップされた歴史的建造物やジャズの演奏を楽しんだ。「灯(あ)かりの集積会場」の一つ、高砂神社では能舞台のライトアップと約3000のキャンドルの明かりで幻想的な雰囲気を演出。堀川ではヨットの帆にLEDライト装飾し、訪れた人の目を楽しませた。「夢の灯かり会場」では今回初めて出汐館と出汐館前広場に幾何学模様を4台のプロジェクターで投影し、新たな明かりの空間を作り出した。訪れた人は全長約6キロに及ぶ路地キャンドルが並ぶ街並みを歩きながらさまざまな会場を回り、秋の夜長を楽しんだ。