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高砂公民館で「コミュニティー食堂」 子どもと地域の人が料理で交流

9月7日に開催された「わくわく食堂」の様子

9月7日に開催された「わくわく食堂」の様子

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子どもと地域の人が交流しながら料理を作り食事を楽しむ「わくわく食堂」が9月7日、高砂公民館(高砂市高砂町)で開催された。

地元食材を使い提供されたメニュー

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 わくわく食堂は高砂市内の10校区で移動式の子ども食堂に取り組んでいる「きっず・きっちんネットワーク」が開催する勉強会に参加した有志が集まり、高砂町でのオープンを決定。「きっず・きっちんネットワーク」のサポートを受けながら、7月にプレオープン。8月から毎月第1土曜、同館を拠点に定期的に開いている。 

 当日は小学生20人を含むとスタッフ、地域住民らの34人が参加。料理の献立は、唐揚げ、コロッケ、かぼちゃ、ボイルキャベツ、わらび餅などを用意。子どもたちのリクエストの中で、できるだけバランスの良いメニューを提供できるようスタッフが工夫している。食材は地元企業から提供されたものを使用。今回は三ツ輪屋精肉店から揚げたコロッケ、籠谷から卵の提供を受けた。

 近所の人に誘われてスタッフとして参加した高校3年生の笹倉龍星さんは「先月から参加している。今日の献立ではわらび餅を担当した。普段はあまり料理をすることがないが、みんなで作ることが楽しかった。少しずつ話せる人が増えるのも楽しいので続けていきたい」と今後の参加にも意欲を見せる。

 きっず・きっちんネットワークの竹内茂雄さんは「さまざまな世代が集う場所が定期的にあることが、子どもの支援になり地域の防犯につながっていく。理想は、高砂市内各小学校区で参加できるスタッフを増やして毎週食堂を開催できるようになること。まずは、わくわく食堂が自立できるよう見守っていきたい」と話す。

 開催は毎月第1土曜の9時~13時。参加費は、子ども=無料、大人=カンパ制。問い合わせは竹内さん(TEL 080-6217-1580)まで。

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