より多く人に「高砂あなご」を味わってもらいたいと6月28日~7月7日の1週間、「高砂あなごウィーク」が開催される。主催は「あなごマーケティング研究会」(高砂市高砂町)(TEL 079-442-0830)。
高砂のあなごは伝統的な焼き方やタレを使う加工技術を持ち、江戸時代から続く老舗もある。加古川河口の漁師町としても栄えた高砂町では、家庭でも穴子を焼く風景を目にすることができたという。
同研究会では、地域ブランドとして「高砂あなご」を広めようと7月5日を「高砂あなごの日」と制定、2013(平成25)年から同イベントを毎年開催している。今年は市内12店舗が参加し、さまざまな形で高砂あなごを楽しむことができる。
同研究会事務局で日本料理店を経営する濱尾秀生さんは「それぞれの店が自慢の調理法と精いっぱいのおもてなしでお待ちしている。土用の丑(うし)の日より一足早く、高砂あなごでヘルシーに夏バテ対策をしてほしい」と話す。「残念ながら海水温度の上昇や砂底の変化により全国的に穴子の漁獲量は年々激減している。産地が変わっても厳選したものを高砂の加工技術で地元の食文化として残していきたい」とも。
期間中、購入者を対象に後日各店で使える商品券が当たる企画も用意している。