高砂銀座商店街にある信楽焼ギャラリー「しがらきや」(高砂市高砂町)が2月、オープン1周年を迎えた。
同店オーナーの下川道也さんは市内で飲食店も営む。飲食店で扱う食器を探していたところ信楽焼の魅力に引かれ、同ギャラリーをオープンした。
築70年以上の古民家を改装して作られた約20坪の店内には、所狭しと信楽焼や雑貨が並ぶ。
信楽焼の窯元を訪れた際に出される茶や菓子に感動したことから、カフェ営業もスタート。看板メニューの「最強のホットケーキ」を提供する。
下川さんは「普段はホットケーキを求めて来てくださるお客さまが多く、待ち時間ができることがあり、その時間に信楽焼を眺めて楽しんでいただいている。ホットケーキはリピーターも増え好評を頂いている」と話す。
「最初は古民家の改装に最も苦労した。内装、電気、水道全てを改修しなければならなかったが、今ではお客さまにも『かわいい店ですね』と言われるまでになった」と下川さん。「地域の方と触れ合えたり、商店街の方とのつながりができたり、地域に根差すことができた1年だった」と振り返る。
今後の抱負について「信楽焼はもちろん、いろんな人に最強のホットケーキを味わってほしい。まだまだ商店街の寂しさが目立つので、発展に寄与できれば。地元で雑貨や陶器の販売をしたい人やカフェをしたいという人のプロデュースも行っていければ」と意気込む。