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高砂でまちづくりシンポジウム 「工楽松右衛門旧宅」見学会なども

工楽松右衛門旧宅館長の大崎敦紀さん

工楽松右衛門旧宅館長の大崎敦紀さん

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 高砂商工会議所(高砂市高砂町)で11月10日、「工楽松右衛門旧宅×まちづくりシンポジウム」が開催される。主催は高砂市教育委員会。

高砂商工会議所前でポスターを手にする清水一文さん(左)と吉田文男さん(右)

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 5月に日本遺産「北前船寄港地」に高砂市が追加認定されたことを受け、改めて高砂市の魅力や工楽松右衛門の功績に脚光を当てようと企画された。

 高砂出身の工楽松右衛門は、江戸時代に回船業を経営する傍ら、帆布の発明(松右衛門帆)や築港工事法の考案など日本の海運を支えた人物として知られ、高砂神社には銅像が建てられている。

 シンポジウムは3部構成で、第1部の「映像上映会」では映像作家の藤原次郎さん制作の「高砂スケッチ」と図書館映像ゼミ制作の「空から眺めて見えたもの」が上映される。

 同シンポジウムのコーディネーターで建築家の吉田文男さんは「自然な高砂町の風景や名所を紹介する。ドローンで140メートルの高さから撮影した空撮を楽しんでほしい」と話す。

 第2部の「シンポジウム」では、吉田さんを含む5人のパネリストがまちづくりと工楽松右衛門について意見を交わし、第3部では、「工楽松右衛門旧宅 見学会」を開催。歴史的視点と建築的視点で解説するという。

 「工楽松右衛門への注目が、一過性ではなく継続されるには、高砂町の魅力を理解することが大切。情報だけが全てではなく、まずは足元を見て良質な情報を伝えていきたい」と吉田さん。「日本遺産追加認定をきっかけに、市民と行政が対等な立場で高砂の魅力と地域力を発信できれば」とも。

 高砂の将来について「市民に町が好きだと感じてもらい、高砂の歴史を大人が理解し子どもたちに受け継いでいくような町になってほしい」と意気込む。

 開催時間は13時。入場無料。定員は70人(申し込み不要)。

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