高砂町内の歴史ある街並みや建造物を巡るイベント「高砂町ウォークラリー~町内に隠れた宝を探せ~」が10月28日、高砂町内全域で開催される。主催は高砂市健康文化部くらしと文化室文化スポーツ課。
同市の文化講座「高砂学」の一環で行う同イベント。これまで、街歩きイベントとして開催していたものをクイズ形式にリニューアルして開催する。
同課の中谷悟史さんは「ウオークラリーでは、今年完成した『工楽邸(工楽松右衛門旧宅)』なども取り入れている。クイズに答えることで高砂の魅力を知ってもらう機会になれば」と話す。
当日は、町内全域約3キロの範囲にある史跡や国の文化財に指定されている建造物など15カ所を巡る。各ポイントでは同イベントで講師を務める高砂歴史ガイドクラブのメンバーが待機しており、クイズを出題する。
同クラブの唐津哲男会長は「高砂町は路地によって特徴がある。コースは決まっていないので、自分の足で歩いて目で見て知ってほしい」と話す。「日頃からガイドをしていて、お客さんに『知らなかった。そうだったんだ』と喜んでもらえることがうれしい。ネットでは分からないことを伝える機会になれば」とも。
中谷さんは「昔ながらの街並みが残っているのを感じてもらえたら。いい季節なので、ウオーキングがてら親子や友達同士で楽しんでほしい」と参加を呼び掛ける。
開催時間は10時~12時。集合場所は高砂市文化会館展示集会室。申し込みは10月12日まで。