童謡「月の沙漠」などを作曲した高砂市出身の作曲家・佐々木すぐるの生誕125周年を記念したコンサートが3月11日、加古川ウェルネスパーク(加古川市東神吉町)で開かれる。
「佐々木すぐる顕彰会」や高砂市内の合唱団体でつくる実行委員会が主催する同コンサート。第1部では、青い鳥児童合唱団やグローリ・コア、混声合唱団ジョイフル高砂、東播センター合唱団、DO!高砂男声合唱団など市内で活動する合唱団体が出演。第2部では、関西学院大学グリークラブ、第3部ではコントラバス演奏家の長谷川悟さんとプロの弦楽演奏家のステージが行われる。当日は、東日本大震災復興チャリティーの募金活動も行われるという。
同実行委員会事務局長の二木賢治さんは「佐々木すぐるを記念した大きなコンサートは今回が初めて」と話す。
佐々木すぐるは、1892(明治25)年に高砂市阿弥陀町魚橋で生まれ、阿弥陀尋常小学校、姫路師範学校を卒業し、地元の小学校で教鞭をとった後、東京音楽学校(現東京藝術大学)に入学。東京音楽学校を卒業後は、静岡県の浜松師範学校の教諭になり、1922(大正11)年に作曲家を志して上京。翌年に作曲した童謡「月の砂漠」が流行し、全国的に童謡作曲家として名が知られた。
二木さんは「佐々木すぐるの歴史を知ってもらうために小冊子も製作したので、多くの人たちに来てもらいたい」と意気込む。
開催時間は、13時15分~16時。入場無料。
事前申し込みが必要。申し込みは、実行委員会事務局(TEL 090-9984-7953)まで。