あらい浜風公園(高砂市荒井町)「この浦舟池(このうらふないけ)」で11月4日・5日、「ヨシぶねづくり」が行われる。主催は、「Gata girl(ガタガール)」。
前田真里さんと松重摩耶さんが大学在学中に結成したという「ガタガール」は、同公園をフィールドに生物調査や地元学童保育の環境学習を行っている。
同イベントは、「海とつながった海水池」として全国的に珍しい「この浦舟池」に干潟を作る活動の一環。
前田さんは「池にヨシ原を作ることを目的に、植物のヨシを種から育てることに挑戦した。活動のテーマが『循環』なので、刈った後のヨシも捨てずに活用したいと思い、これまでに刈った3年分のヨシを使って、人が乗れるくらいのヨシ舟を作ろうと企画した」と話す。
「神話の中で日本を『ヨシ原の国』と表現する言葉がある。古代の人はヨシ舟を生活に使っていたという話を聞いて、いつか舟を作りたいと夢に見ていた。実現の機会に出合えてうれしい」と前田さん。
当日は、ヨシ舟職人の西川雅規さんを講師に招き、ロープなどを使ってヨシを束ねたり、組み上げたりしながら、オリジナルの舟作りを行う。
前田さんは「親子で楽しめるのでぜひ参加してほしい。工作好きな人や日曜大工が好きな人などは、やりだすと細部までこだわりたくなるため、大人でも楽しめると思う。2日間を通jiて完成したヨシに乗ってもらうことで達成感を得てもらえたら」と参加を呼び掛ける。
開催時間は、4日=10時~16時、5日=10時~15時。定員15人。参加無料。