加古川市が主催する「加古川青流戦アマチュア選抜大会」が3月6日、加古川市民会館小ホール(加古川市加古川町)と加古川市立勤労会館(敗者復活戦=加古川市野口町)で開催される。
同大会では、日本将棋連盟の公式戦「第11期加古川青流戦」に出場するアマチュア棋士2人を選抜する。加古川青流戦は、加古川市と日本将棋連盟などが2011(平成23)年に日本将棋連盟公式戦として設立。若手棋士の登竜門となっている。
昨年は新型コロナウイルスの影響で選抜となる同大会も加古川青流戦も中止となった。今回は感染防止対策のため広い会場に移し、消毒検温も徹底して行う。対局に使うパーティションは、同市ウェルネス協会高田耕司さんが考案した、対局しやすいよう工夫されたオリジナル。高田さんはもともと陸上競技出身で、高さが調節できるハードルバーを枠の参考にした。既製のものだと視界が悪いなど対局に影響する声があった。使いやすいと棋士からも評判で、今では関西の将棋連盟の対局でも使われている。
「昨年中止となったので今年は開催したい。この大会で選抜する2人に加え、昨年出場できなかった選抜棋士2人も今年の青流戦に出場予定。コロナ禍でも藤井聡太プロの人気もあり、将棋教室には若い世代が集まってきている。この大会で将棋界を盛り上げていきたい。全国から参加者が集まるので、健康管理には十分注意したい」と高田さんは話す。感染拡大防止等のため、やむを得ず大会を中止する場合は、同協会ホームページで知らせる。
参加には事前申し込みが必要。大会専用の参加申込書に必要事項を記入のうえ、郵送で申し込む。申込書は同協会ホームページからダウンロードできる。参加費は1,000円。定員128人。締め切りは2月5日(消印有効)。