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加古川の自動車整備会社が服リサイクルし「クッションマット」に 地域貢献で

社長の清水政男さんとスタッフの山崎翔平さん

社長の清水政男さんとスタッフの山崎翔平さん

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 加古川の自動車の販売・整備会社「キッズ」(加古川市野口町水足、TEL 079-441-7788)が、9月20日から、家庭で不要になった衣服を集め、クッションマットに加工して提供者にプレゼントする取り組みを始めた。

衣服をリサイクルして作られたマット

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 同社社長の清水政男さんは今年3月、地域貢献活動として「ハッピーバトンプロジェクト」を開始。これまで、新型コロナの影響で出荷先をなくした農業高校で育てられた花を買い取り地域住民に配ったほか、9月には「笑」と「音」をテーマに寄席や和太鼓の演奏を披露するイベントを開催した。

 今回の取り組みは、思い出が詰まった衣服を加工し「新たな思い出の形」として使ってもらえればと企画した。クッションマットは縦横45センチで高さ2.5センチ、赤・黒の2種類。知り合いの事業所3社の協力を得て、衣服の仕分け、クッション素材へ加工、カバーの製作といった工程で作られる。最後の完成品にする作業は、雇用につなげるため地元の就労支援事業所へ依頼した。

 清水さんは「学校行事やレジャーなどで使って、マットで新しい思い出をつくってほしい。これからも活動を続けていき、皆が笑顔になってもらいたい」と話す。

 衣服は同社事務所で受け付けており、ぬれていない衣服のみ受け付ける。来年1月にはクッションマットとして進呈する予定。

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