外国人が日本で安心して生活するために必要な日本語を勉強する「外国人のための日本語講座」が6月4日、加古川市国際交流センター(加古川市野口町、TEL 079-425-1166)で開講された。
講座は1994(平成6)年から開講し、今年で27回目となる。新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため2カ月遅れて開講式が行われた。11人の受講生はレベルに応じて3クラスに分かれ初回の講義を受講した。受講生はマスクを着用し、講師は語学の勉強で受講生に口元の動きを見てもらうのも兼ねてフェースシールドを着用している。
同協会の山本佳さんは「感染予防をきちんとしながら楽しく勉強をしているので、安心して参加いただきたい」と話す。同協会事務局次長の福本絵里さんは「こんな時期なので怖いと思うところもあるが、先生たちも熱心でアットホームな雰囲気で授業をされるのでぜひ頑張って勉強をしに来ていただきたい」と受講を呼び掛ける。
福本さんは「先生が講座の中で日本文化の紹介を取り入れてくれた日があり、その時はお正月で福笑いやかるた、書き初めをした。せっかくなのでもっと日本文化に触れてもらえる機会を設けたい」と笑顔を見せる。「例年、講座の最後に加古川市民会館(加古川市加古川町)で『日本語スピーチ発表会』を行っているが、今年は人前で発表できないため、希望者のみ録画したスピーチを同協会のホームページでアップしているのでぜひ見ていただきたい」とも。
毎週木曜19時~20時50分まで。来年3月4日まで。開講期間は来年3月4日まで。年度途中からの受講も可能で、別途プライベートレッスンもある。また日本人ボランティアも募集している。