全国各地の手拭いを集めた「旅先で見つけたてぬぐい展」が12月6日から、「加古川市立松風ギャラリー」(加古川市野口町、TEL 079-420-2050)で開催されている。
同展では市内に住む50代の女性が収集した約500枚から56枚を選び、女性の名前は明かさずに展示している。展示している手拭いは、各地の観光協会やふるさと納税の返礼品、土産店などの地域限定ものや、酒造メーカーや鉄道会社など企業とコラボしたものまでさまざま。女性が自分で購入した手拭いのほか、手拭い好きを知る友人からの贈り物も多いという。
展示は手拭いを掛け軸のように展示する器具に取り付け、同ギャラリーの淺田早苗さんがそれぞれ説明を付けた。最近は企業コラボや季節ごとの手拭いも多く販売され、部屋に飾る人も多いという。同展で使う木製の展示器具も百円均一ショップで購入したという。
女性は「友人からプレゼントされたことをきっかけに、手拭いの便利さにはまり、2000年ごろから収集を始めた。タオルより乾き易くかさが低く、旅先でも持ち歩きしやすい。使えば使うほどいい味になり捨てることはない」と話す。
今では家中のタオルを手拭いに置き換え、快適に過ごしているという女性。「使い込んだ手拭いは気に入ったデザイン部分を切り取り、ベッドカバーや鞄に自分でリメークしている。いつかはオリジナル手拭いを作りたい」と意気込んでいる。
開催時間は9時~17時。入場無料。今月22日まで。