加古川のフランス料理店「ポム・ココット」(加古川市加古川町、TEL 079-427-0155)が創業30周年を迎え、11月2日にリニューアルオープンした。
ランチ、ディナー共にコースを提供する同店のオーナー寺西雄介さんは「幼い頃からシェフの父の背中を見て『自分も将来父のようなシェフになりたい』と思っていた。調理の専門学校を出て神戸のレストランで3年間修業し、その後地元に帰り父の経営する『ポム・ココット』で働き始めて12年、父から店を受け継いで6年になる」と話す。
野菜ソムリエの資格を持つ寺西さんは「料理に使う野菜は丹波の『吉良有機農園』と『よつばfarm』の野菜を取り寄せている。一つのコースに約50種類の野菜が入っている。食材にはこだわっている」と言う。
「以前から肉のバリエーションを増やしたいと思っていた。今回リニューアルオープンをきっかけに前から考えていた『炭火焼き』を新メニューに出した。肉を炭火で焼くと味も香りも一層おいしくなる」と笑顔で話す。
「お客さまから『おいしかった』の一言が今までやってきたかいがあったと思うしモチベーションも上がる。父が築いてきた約30年の倍の60年を目指していきたい」と意気込みを語る。ほか「普段忙しくされている人たちにここに来て時間を忘れてゆっくりぜいたくなひとときを過ごしてほしい。遠方の人たちも足を運んでくれるような、加古川のフレンチと言えば『ポム・ココット』と言われるような店にしていきたい」と来店を呼び掛ける。
12月21日~25日に提供するクリスマスディナーは、21日・22日がミニクリスマスコース(8,000円)、23日~25日がクリスマスコース(1万3,000円)。フレンチおせち料理(3万5,000円、税別、20食限定)の予約締め切りは12月25日まで。新年会団体様も予約受付中。
営業時間は12時~14時、18時30分~21時30分、月曜定休。