加古川ウェルネスパーク図書館(加古川市東神吉町、TEL079-433-1122)で7月20日から、児童文学作家「森はな」さんのゆかりの品を展示する「森はな特別展」が開催されている。
馬田寛子館長は「地元で活躍されていた児童文学作家の森はなさんの作品は有名でよく目にするが、今回の展示では、普段は見ることのできない貴重な資料が多いのでその機会をお届けしたい」と話す。
資料の展示だけでなく、森さんの代表作「こんこんさまにさしあげそうろう」「じろはったん」の読み聞かせや紙芝居も行う。
同イベントを企画する「森はな顕彰会」は、森はなさんの教え子やファンなどが集まって発足した組織。会長の福本さんは「読み聞かせや紙芝居を通じて、親から子、子から孫へとより多くの方へ森作品の魅力を伝えていきたい」と話す。
事務局長の生波匡浩さんは「森はなさんの作品の根底には、いのち、人、ふるさとをいつくしむ心がある。作品を通して、命を大切にするということを日本人に再認識してもらいたい。ゆくゆくは翻訳して海外でも出版し、人をいつくしむ心を広げていきたい」と意欲を見せる。
開館時間9時30分~20時 (31日は17時まで)。読み聞かせ、紙芝居の開催時間は7月24日=14時~、31日=14時~。7月31日まで。