加古川市神野町石守で4月17日、見頃を迎えた菜の花を鑑賞する「石守菜の花まつり」が開催された。
石守営農組合の倉庫の前に広がる約1.2ヘクタールの菜の花畑は、朝から家族連れでにぎわい、思い思いに一面に咲く菜の花を楽しんでいた。朝方まで雨が降っていたものの、同催しが始まる10時には青空が広がり、子どもが菜の花を摘んだり、花で冠を作って遊んだりする姿が見られた。
近所から家族で訪れていた山田直(なお)さんは「毎年来ている。そば打ちや焼き芋などもあり、子どもも喜んでいる」と笑顔を見せた。
同催しは石守営農組合が主催し、今年で9回目を迎える。当日は営農組合を中心に約20人が運営し、来場者に石守で栽培されたそばを使って手打ちそばを振る舞うなどした。
同組合の厚海義清さんは「組合のみんなでわいわい話し合いをしていると催し物のアイデアが出てくる。新しく越して来た人や世代間の接点になれば」と話す。組合長の石見瀧男さんは「石守では特に非農家の割合が多く住民交流が課題になっている。菜の花まつりが交流のきっかけになれば」と期待を寄せ、「何より続けることが大事」と今後の継続に向けて意気込む。