約90種類250本のバラを展示するオープンガーデンが5月中旬ごろから、加古川市神野町の民家で開催されている。
約120坪ある自宅庭をオープンガーデンしているのは、竹中計夫さんと輝子さん夫妻。計夫さんが30歳の時、同市で開催されたバラ展を見学した際、美しいバラに魅了され自宅でバラの栽培を始めたという。その後、数々の園芸コンテストに入選、近年はシェアブリス、大文字、熱情の品種のバラで表彰を受けている。「今年は春芳というバラの3本仕立てで入選した」と笑顔で話す計夫さん。
計夫さんは「見どころと言えば、バラの中でも特に、野バラに接ぎ木をし、つるを垂らして傘のように仕立てた『ウィーピング』と呼ばれる方法で育てたバラが10本ほどあり、とても気に入っている。1番高くて2メートルほどある」と話す。「緋扇というバラがきれい。大きく赤いバラで引き立っている」とも。
「昨年はバラ開放時期に8日間で620人のお客さんが来た。お弁当を持ってバラを観覧しながら食べるお客さんもいてうれしい。神戸や高砂からも見に来た。近所の人はバラを見るために遠回りして立ち寄ってくれる人もいる」と続ける輝子さん。
来場者は「これだけの種類のバラを育てている所は他にはないので毎年楽しみに来ている」「本当にきれいなバラ、見ていて癒やされる。水やり等の手入れも上手にしているのが分かる」などと話し、写真に収めていた。
竹中夫妻は「今年は天候により少し昨年より遅れたがようやく開花した。ぜひたくさんの人に見に来てもらえたら」と笑顔で話す。
見学時間は9時~17時。見学日は月曜~日曜。電話予約(TEL 079‐426-7318)が必要。今月下旬ごろまで。