将棋と紅茶と音楽に触れるイベント「歩れる・ワークショップ」が3月31日、紅茶と英国菓子の店「チャッツワース」(加古川市加古川町、TEL079-420-1707)とコミュニティースペース「びぃぷらす」(加古川市加古川町、TEL 079-426-1442)で開催される。主催は「歩れるクラブ」と紅茶と英国菓子の店「チャッツワース」。
歩れるクラブ(TEL 080-4389-6558)の樫村圭亮さんは「ミュージシャンの告井延隆さんが加古川にわざわざ将棋を指しに来るくらい将棋が好きで、今回『チャッツワース』でライブを開催するということで、それなら一緒にイベントをしようということになり、将棋と何かを掛け合わせようとイベントを企画した」ときっかけについて話す。自身の中で「将棋プラスワン」というフレーズを決めていたという。
1部は「チャッツワース」でプロ棋士の久保利明九段に指導をしてもらう「指導対局会」。2部は、コミュニティースペース「びぃぷらす」で久保九段と告井さんとのエキシビション対局。
樫村さんと久保九段は、母校である加古川南高校の役員を引き受けたことが縁で、同校にゆかりのある棋士の久保九段の講演会が開催された際、久保九段に直接インタビューをしたことがきっかけで交流が始まったという。
樫村さんは「加古川市は『棋士のまち』と言われつつもなかなかプロ棋士と指導対局をする機会が少ないので、そういう機会を提供しプロ棋士との交流を楽しんでもらえたら」と話す。「指導対局は1対1でもしんどいのに1対5で局面を再現し一人一人のポイントを覚えながら対局するという久保九段のすごさを体感してもらいたい。エキシビション対局は、肩肘張らずに気楽に見てもらえれば。プロとアマチュアの対局を解説するので、プロとアマチュアそれぞれが局面に対してどう見て考えているかのイメージの違いを感じてもらえたら」とも。
樫村さんは「このイベントを通して『久保さんていうプロ棋士が人いるんだ』『駒っていろんな動きをするんだ』とかそんな風に思ってもらうことで将棋に興味を持ってもらい、将棋を始めるきっかけになってもらえれば。気軽に参加してもらえたら」と話す。
開催時間は、1部=10時、11時20分(各回5面指し)。予約制で5,000円(別途ワンドリン要400円)。2部は14時~16時。入場無料。