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加古川の佛檀店に「アトリエキューブ」 播磨地域のものづくり応援する場に

(左から)高尾奈緒美さん 店長の奥村康則さん

(左から)高尾奈緒美さん 店長の奥村康則さん

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 ヤマトヤシキ加古川店(加古川町篠原町)1階東入口南角にある「ごくらくや佛檀店カピル店」(TEL 079-421-4000)が、店内の一角を使い、美術・工芸・手芸などオリジナル作品の展示、販売する「アトリエキューブ」を開設する。

外観の様子

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 播磨地域で、ものづくりをしている若手作家やクリエーターが活用できるスペースをつくり、応援したいという思いから生まれた「アトリエキューブ」は、同店社長 大西淳滋郎さんが企画。「仏事の現状は、住宅、家族構成の事情で昔風の仏壇を置く家庭が少なくなり、小さな形やモダンな仏壇が増えている」と話す。

 それに伴い中に置く仏具も変わり、伝統的な形は残し続けるものの仏壇職人だけではアイデアが出てこなくなったという。「異職業のものづくりをしている人のセンス、アイデア、ヒントをいただけたらと思い、そして将来的にはコラボし、何か面白いことができたら」と開設に至った。

 展示する作品は1ブースサイズ、幅55センチ、高さ40センチ、奥行き40センチに収まる大きさで、オリジナル作品であること。お一人様2ブースまで利用可能。自由に名刺、リーフレットも置け、出店期間は原則1カ月単位。2カ月以上続けて展示する場合は1カ月ごとに展示内容を変えること。「利用規約や詳しいことは電話か来店いただけたら」と大西さん。

 「開設に当たり加古川在住のデザイナー西嶋輝さんに協力いただいた。加古川はものづくりを発表できる場がまだまだ少ないと思う。今はSNSなどパソコン一つで全国に発信できる中、生で作品を見てもらう場が加古川にも増えればファンも増え、広がっていくのでは」と話す。「店の外から展示作品が見えるので、見て、気になれば気軽に店内に入ってほしい。店が情報の飛び交う場になれれば」と出展・来店を呼び掛ける。

 営業時間10時~18時。火曜定休。

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