加古川市の歴史や文化、自然や産業などに関する知識を出題する「かこがわ検定」の実施に伴い2月2日~23日の毎週土曜に「かこがわ学講座」が開かれる。加古川観光協会が主催となり、市民団体「すっきゃ加古川」が企画運営する。
同講座は検定とセットで2007年に始まり、加古川では恒例の講座となっている。検定のみを実施するご当地検定が多い中、「事前に講座を通して受講者にもっと楽しんでほしい」という主催者の思いから始まった同講座は今回で12回目。毎年100人~120人が参加し、これまでの参加者は延べ1600人になるという。
「年々楽しめる講座となっている」と笑顔で話すのは「すっきゃ加古川」の衣笠仁浩さん。今回、4回ある講座のうち、最終回では音楽イベント「すっきゃ音楽祭-We are the ふるさと-」を行う。アーティストによる生演奏のほか、「加古川音頭」など昔からある音楽を流し解説する。音楽祭の後半では、同団体が一級河川「加古川」の源流をテーマにしたドキュメンタリー映像を上映する。衣笠さんは「加古川の源流には過去に挑むもたどり着けなかった。源流に到達したかどうかは当日のお楽しみ」と話す。
今回は新たに、受講・受験を検討している人を対象とした「かこがわ学講座お試し体験」を1月11日に行う。「検定というとハードルが高いという人もいる。そういう方にぜひ参加してほしい。気軽に参加してもらえたら」と呼び掛ける。
1月7日に受付開始。受講料は「かこがわ学講座」と「かこがわ検定」のセットで2,000円(学生は半額)。定員になり次第締め切る。「かこがわ学講座お試し体験」=開催時間19時~21時。各講座=2月2日・9日・16日・23日、14時~16時(16日のみ10時~12時)。検定は3月9日14~15時。