地元在住の子育て女性で組織する「ハピネス☆ぷらす」が、新曲「ごはんのうた」を制作した。
2008年に結成した同グループは、加古川市、高砂市、姫路市などから母親16人が集まり、地域イベントでゴスペルやオリジナルソングを歌う活動を行っている。
今回制作した楽曲は、姫路市で音楽教室を主宰する渡瀬健志郎さんが2013年、オリジナルソング制作を同グループに提案して実現した。メンバー全員で歌のテーマや歌詞のフレーズを持ち寄り、同グループリーダーの髙嶋早由紀さんがまとめた。完成までに5年をかけたという。
新曲のテーマは「ごはん」。髙嶋さんによると、母親だからこそ歌って伝えられるものにしたいとの考えから、母親にとって身近なテーマにしたという。歌詞は「豪華メニューじゃなくていい、高価じゃなくていい、心こめて思いをこめて、あたしのごはんは、にほんいち」など。
髙嶋さんは「母親が家族にごはんを作ることは当たり前過ぎて認められにくい。それでも母親は家族の体調を考えながら思いを込めて作っている。そんな母親の気持ちが認められる歌」と話す。
同グループでは現在、「おうちごはんプロジェクト」を立ち上げ、クラウドファンディングで同楽曲のCD制作などにかかる資金支援を呼び掛けている。設定した第一目標金額50万円はすでに達成し、新たに目標金額を80万円に設定して、7月20日23時まで支援者を募集している。
髙嶋さんは「プロジェクトを通じて、母親でもできるところを見せたい。言い続ければ実現できる。そんな頑張る母親の姿を見て、家族が笑顔になれば」と話す。