加古川駅に4月19日、お気軽バル「磯っぺ里(加古川市加古川町寺家町、TEL079-459-7674)」がオープンした。店頭販売も行う。
店舗面積は20坪。席数は3人掛けテーブル3卓、4~6人掛けテーブル1卓、カウンター5席。店頭販売用のスペースも用意する。
店主の磯部桂子さんは、10年前から加古川を拠点に、高砂のサンモールの南側、明石の魚の棚、神戸の東山商店街で移動販売を手掛けてきた。カキ、アナゴ、季節の魚介類などを提供する。
磯部さんは「最初は、11月から4月上旬までカキを販売していたが、それだけでは夏が過ごせないと思い、夏にアナゴも販売するようになった」と話す。「良質なアナゴを提供するには、値段を高くしないと採算が合わない。『良いものをそこそこの値段で提供する』をコンセプトに、少し値段を低く提供するようにした」とも。「以前とはそんなに変わりはないが、お客さんに喜んでもらえるので、それがうれしく、楽しい。やりがいがある」と話す。
店舗営業を始めたきっかけは、「自分(磯部さん)も年齢を重ねると、お客さんの層も変わる。商店街に活気づけようにも、年齢が高くなると難しい。新しいお客さんは、若くなければ次の未来はない」と感じていた。「商店街で、どうしたらお客さんに喜んでもらい続けていけるかを以前から考えていたら、ちょうどいい物件があり、すべてがうまくすすんだので始めることにした」と話す。
メニューは毎日替え、その日に仕入れた良い食材を使う。
磯部さんは「おいしいものを手軽に食べてもらい、家でも作れて『おいしいね』って家族に言ってもらえるものを提供したい」とこだわる。「人は一人では生きていけないと思うので、『この地域に住んでよかったな』と言ってもらえる場所にしたい」と意気込む。
営業時間は、バル=16時~22時(日曜~水曜は定休)、店頭販売=8時30分~13時(火曜・金曜のみ)。