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「加古川写真クラブ」が20年続く写真展 作者の熱意感じ取って

写真展をPRする佐野勲さん

写真展をPRする佐野勲さん

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 兵庫県立東播磨生活創造センター「かこむ」(加古川市加古川町、TEL 079-421-1136)で現在、「2018加古川写真クラブ展」が開催されている。主催は、加古川写真クラブ。

写真展の様子

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 地元の写真愛好家が集まり、50年活動を続けている同クラブ。現在の会員は13人。毎月1回、同施設で自分たちの撮った写真を持ち寄り、指導者の田中賢さんによる批評や指導を受け、技術の向上を目指している。田中さんは「オリジナリティーある写真を撮ってほしい。なかなか難しいが、個性を出してほしい」と話す。

  毎年3月下旬から4月上旬に開催しているという、同クラブの作品展。作品展は20年続けており、同施設での開催は10回目となる。今回は、街の風景や動物、海に浮かぶ帆船の写真など作品28点を展示する。田中さんが姫路市安富町で撮影した作品「青い窓」は、民家の屋根に積雪した風景。「写真を通じて世界観を感じてもらえたらと思いながら撮影した」と田中さん。

 同クラブ代表の佐野勲さんは「我流でやっていたころからこのクラブに入り、みんなと一緒に写真の技術を学び向上していく中で、より多くの人に見てもらいたいと思うようになった。田中さんの指導を忠実に守り、他の写真展にも足を運び参考にしている。年々技術も向上してきているので、一点一点、作者の熱意を感じ取ってもらいたい」と話す。

 来場者の坂口洋二さんは「一瞬一瞬のタイミングをうまく撮っていると思う」と話す。ほかの女性来場者の一人は「この写真展はレベルが高く見応えがあるので、毎年楽しく見ている」と笑顔を見せる。

 佐野さんは「見てくれた人の意見を聞くのが楽しみで、励みになる。次の作品展も楽しみにしていると言ってもらえるよう、期待にそえる作品を撮っていきたい」と意気込む。

 開場時間は10時~17時。入場無料。4月1日まで。

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