加古川の「手作り家具工房FIR(ファー)」(加古川市加古川町、TEL 090-9718-6546)が12月2日、リニューアルオープンした。
約8坪の店内に、手作りされた小物や家具が展示販売されている同店。大北義光さん、中村義弘さんと中村祐太さん親子、森本仁美さんで運営している。
「10年前に、木を使って物作りの楽しさを知ってもらいたいと、木工教室を始めたことがオープンのきっかけだった」と中村さん。その後「家具を作って販売してみては」と、大北さんと相談して決めたという。オープン当初は、土曜・日曜のみ営業していたが、来店客から「営業日が少ないのはもったいない。もっと開けてほしい」と言われ、森本さんも加わりリニューアルオープンすることにした。
同店の家具は依頼者の「あったらいいな」という思いを、イメージを話し合い、作り上げるという。「既製品で無い物が、手作りで作れるのが強み」と森本さんは自信を見せる。作例として店内には大北さんと中村さんが考えて作ったという「1畳分2階建て『秘密基地』」などが展示されている。相談すれば、オリジナル商品を作成することができるという。
森本さんは「まずは、小物を作るイベントをして、自分で作ったものを生活の中に取り入れてもらい、木に親しみぬくもりを感じてもらえたらうれしい。『ここに行けば、いろんなことを解決してくれる』と思ってもらえる店にしていきたい。気軽に来てお茶を飲みながら話ができるスペースになれば」と話す。
中村さんは「同じ敷地内にある他の店と一緒にイベントをし、来てもらった方に何かつながりをつくってもらえたら。地元の活性化にもつながればいいと思っている」と話す。
営業時間13時~16時。月曜・水曜・金曜定休。