加古川の寺家町商店街(加古川市加古川町)で12月3日、甲冑(かっちゅう)姿や着物姿、現代姿で街を歩く「時代パレード」が行われる。
商店街の特売イベント「誓文払い」に合わせて開催する同イベント。主催は、東播磨ビジョン委員会「ふるさと見せ隊・知らせ隊」、「地域共育応援団まちの寺子屋ベイ」。
企画担当者の別所聖示さんによると、同イベント開催のきっかけは昨年夏、甲冑を作る団体と知り合い、商店街で毎月開催している「のみの市」で甲冑を身に着けて歩く企画を行ったことから。子どもたちから着たいという声が上がるなど、好評だったことから、年末の恒例行事「誓文払い」に合わせて昨年第1回を開催した。
別所さんは、「甲冑姿だけでなく着物姿、現代姿とそれぞれの時代の服装でたくさんの人と一緒に歩けたらとの思いから、イベント名を『時代パレード』にした」と話す。「当商店街では近年、イベントが少なくなってきており、何とか盛り上げたいと思った。100年以上続く『誓文払い』や『寺家町商店街』をもっと知ってもらいたい。『時代パレード』はその手段の一つ」とも。
今年は、宍粟山崎手作り甲冑の会の段ボールで作った甲冑も登場する。別所さんは「商店街に多くの人が集まる事でにぎやかになり、来た人も商店街で新しい発見があるなど、相乗効果が生まれれば」と期待を込める。
甲冑は、幼児から小学生までのサイズのみレンタルに対応する。「地域共育応援団まちの寺子屋ベイ」では現在、パレードとともに一緒に歩き、参加者のサポートをするボランティアスタッフも募集している。問い合わせは「地域共育応援団まちの寺子屋ベイ」(TEL 080-5315-7634)まで。