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加古川で住民参加の新喜劇 ご当地グルメテーマに

陵南新喜劇の話をする沼田さん(左)と前田さん(右)

陵南新喜劇の話をする沼田さん(左)と前田さん(右)

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 加古川市立陵南公民館(加古川市野口町、TEL 079-456-7110)で11月18日、地域住民が参加する「陵南新喜劇」の演劇「かつめし外伝~牛さん、いただきますっ!~」が上演される。主催は加古川市立陵南公民館。

会場の陵南公民館

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 「陵南新喜劇」は、同館が地域住民向けに展開している講座やサークル活動などの事業の一つ。放送作家の砂川一茂さんを講師に迎え、7月から11月まで全7回の講習を経て演劇を上演する。会員は20代から80代の老若男女7人で会員の家族や同館スタッフを含めて計10名が出演する。衣装や小道具は会員が工夫をしながら準備し、上演前の前座も会員が出演するという。

 上演される「かつめし外伝」は戦後間もない1947(昭和22年)ごろを舞台に、加古川のご当地グルメで「箸で食べる洋食」と言われる「かつめし」誕生のきっかけをストーリーにしたという。砂川さんが加古川で取材を行い、脚本と演出を手掛けた。

 牛を育てる農家や獣医の苦労、洋食が一般的ではなかった時代に「かつめし」がどのように受け入れられたかを描く。「いただきます」「ごちそうさま」の言葉に込められた意味をストーリーに盛り込み、出演者がアドリブ満載のハートウォーミングな喜劇を上演する。

 同館館長の前田さんは「講師、会員とその家族でこれまで頑張ってきた。演劇は、面白く、人情味がある心のこもった演技をするので見に来てほしい」と話す。担当の沼田さんは「イベント当日は、午前11時から同館喫茶室でかつめし弁当の販売を数量限定で行う。『トライやるウィーク』に参加した地元中学生の協力とかつめしPRキャラクターの『かっつん』と『デミーちゃん』も来るので楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。

 開場13時30分、開演14時から終演16時予定。会場は加古川市立陵南公民館大ホールで入場無料。駐車場あり。

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