イトーヨーカドー加古川店(加古川市別府町緑町)で11月3日、「防災フェスタ2017」が開催される。主催は加古川市消防本部。
地元企業や地域住民らに防火防災意識を高めてもらおうと企画した同イベント。市民参加型のイベントとしては2年ぶりの開催となる。
当日は、水消化器を使った消火活動指導や、煙を充満させたテントをくぐる煙避難訓練、ロープを渡る救助隊の訓練体験などの験コーナーを用意する。展示コーナーでははしご車や救助工作車、警察や自衛隊の車両を展示する。
市消防本部の中島清将さんは「子ども向けのイベントが多い中、幅広い世代が楽しめるイベントとなっている。50代、60代の人も見て学んでほしい」と来場を呼び掛ける。
目玉企画として、外国人タレントのダニエル・カールさんによる防災トークショーも行う。消防士の父を持つというカールさんが、「自らの身は自ら守る住宅防火」について公演する。
会場内のステージでは、地元幼稚園や小学校の子どもたちによる演奏、市東消防署救助隊による救助アトラクション、市防災センターのオリジナルキャラクター「防カルくん」のお披露目会と兵庫大学とコラボした防災ダンス披露も行う。
中島さんは「イベントを楽しむだけでなく、なぜ防火防災が必要かを考え直してほしい。災害に強い町にしていきたい」と話す。
開催時間は12時30分~16時。参加無料。雨天時は一部内容変更あり。