日岡山公園(加古川市加古川町)で10月15日、「日岡山パブリックアート展」が始まった。主催は加古川緑化クラブと日岡山パブリックアート展実行委員会。
公園内の広場や樹木を活用したアート作品展示をはじめ、土曜・日曜にはチェーンソーアートや工作などの体験イベント、ダンスパフォーマンス、野菜や雑貨販売などを展開する同イベントは今年で2回目。
同クラブの安尾昌子さんは「自分たちの活動を次の世代に引き継ぐため、何か面白いことをしたかった。子どもが自然から離れていると感じる。もっと自然から得られることもあるはず。体験できるアートを通じ、自然って面白いと思ってもらえれば」と話す。
アート作品制作は、市が開催する「花とみどりのまちづくりリーダー養成講座」の受講生とOB、加古川緑化クラブのメンバーが取り組む。
ミニガーデンはメンバーに自由に図面を書いてもらい、複数の候補から好きな作品を選んだメンバーでチームを組み、制作に取り組んだ。体験型アート作品も「何かできそうな場所」と「用意できる材料」を掛け合わせ、メンバーで絵を書くなど、アイデアを膨らます工夫をしたという。
安尾さんは「人を巻き込んで準備するプロセスも大事。年齢や経験の差に関係なく、作品にも発想が広がった。もっと若い人ともコラボをしていきたい。交流しながら面白がって、 緑化活動を続けてくれる人が増えてくれれば」と期待を寄せる。
入場無料。10月29日まで。