国包公会堂(加古川市上荘町)で9月2日・3日、「国包伝統文化祭」が開催される。主催は「国包けやきの会」。
国包の活性化を目的に地域住民有志で構成する「国包けやきの会」は、現在約70人の会員が所属する。同会では「わかりやすく面白く国包」を合言葉に、地元の歴史などを学ぶセミナーなどを定期的に行っている。
上荘町国包の住民が主体となって地元の伝統文化の展示や披露を行う同イベントは今年で3回目。
期間中、国包在住の藤原向意(さきお)さんの作品展示、播州国包屋台の展示、風龍太鼓の演奏(9月3日)、国包住民による文化作品展示、地元中学生によるお茶席や模擬店、今回からの新企画として、組子を作る道具の展示、オブジェとして使えるインテリア椅子と竹鉄砲作りワークショップを展開する。
同会会長の藤原忠悟さんは「国包けやきの会発足から2年が経過して、地元住民の協力的な体制が目に見えて分かるようになってうれしい。私が幼少のころ、国包には相撲や映画上映、盆踊りなどを行う八朔(はっさく)祭があった。伝統文化祭を通じ、近年薄れつつある三世代の交流の場を創出できれば」と話す。
開催時間は、9月2日=10時~17時、9月3日=9時~15時。