加古川のサッカーチーム「バンディオンセ加古川」が11月6日から、JFL昇格を懸けた最後の戦い「全国地域サッカーリーグ決勝大会（通称＝地決）」に挑む。

試合に向けて意気込むキャプテン

　同大会は全国に9つある地域リーグの優勝チームと、10月に開催された「全国社会人サッカー選手権（通称＝全社）」で上位の成績を収めた計12チームが出場できる。「バンディオンセ加古川」は全社で3位となり、地決への出場権を手にした。

　11月6日から3日間、4チームごと3グループに分かれ1次ラウンドのリーグ戦を行う。グループ首位のチームと、グループ2位のチームの中で一番成績の良かった1チームの計4チームが決勝ラウンド（11月21日から開催）へ進出。JFL昇格を懸けて戦う。

　「バンディオンセ加古川」は、新日鐵住金大分（九州リーグ優勝）と札幌蹴球団（北海道リーグ優勝）、ブリオベッカ浦安（関東リーグ優勝）と同じAグループ。

　同チームの橋本雄二監督は「Bグループ、Cグループに比べ、比較的戦いやすいグループに入ったといわれるが、決してそうではない。われわれが簡単に勝てるチームはいないため、まずは初戦が大事。地域決勝の独特の雰囲気に飲まれないよう臨みたい」と話す。

　ゴールキーパーでキャプテンの日野優選手は「ここまで来たらどのチームも強い。われわれは（リーグ優勝で出場したのではないため）失うものはなにもない。人生が変わる大会なので普段のリーグと違いプレッシャーはあるが、冷戦に判断していく」と昇格へ向け必勝を誓った。

　初戦は11月6日10時45分から。会場は中津総合運動場（大分県中津市）。