兵庫県立東播磨生活創造センター「かこむ」(加古川市寺家町)で4月29日、公共施設を参加者の手でアレンジするイベント「Play Public!椅子カバーづくりワークショップ」が開催される。
市民参加型の運営を目指す同施設が、市民が楽しみながら公共施設を作ることに参加できるよう、今回初めて企画したという。
当日は、チャリティーショップで古着販売などを手掛けるNPO法人FREE HELP(フリーヘルプ)のスタッフを講師に招き、古着のアップサイクルとして椅子カバーを制作。施設内の椅子をカバーで飾り付ける。アップサイクルとは、原料化や再利用とは異なり、元の製品よりも価値の高いものを生み出すことを目的とした、近年注目を集めているリサイクル法。
参加者は用意された中から好みの古着を2着選択し、完成させたカバーのうち1点は同施設のオープンスペースに設置、もう1点は持ち帰ることができる。
企画を担当した同施設スタッフの木上裕貴さんは「手とはさみだけで簡単にできる作業。小さな子ども連れからシニア世代までたくさんの方に参加してもらいたい」と呼び掛ける。「もっと公共施設を身近に、楽しい場所と思ってもらいたい。アップサイクルを体験しながら、参加者同士交流できる機会にもなれば」とも。
開催時間は10時~12時。参加費は500円。参加申し込みは東播磨生活創造センター「かこむ」(TEL 079-422-0402)で受け付ける。