加古川のコミュニティースペース「びぃぷらす」(加古川市加古川町)で3月3日、「第1回大人のひな祭り」が行われた。主催は和物専門リサイクルショップ「呉美屋(ごみや)」。
店主の嶋原晴美さんは「着物が好きなので、ひな祭りなら着物を着て日本の文化を楽しむ機会がつくれたらと考えた。男のお子さんしかいない方や、ひな祭りをあまり経験したことがない大人も楽しめるように企画した」と話す。
当日は、着物を着た50~70代の女性約10人が参加。「投扇興(とうせんきょう)」と呼ばれる伝統遊戯や「じゃんけん大会」を開催。投扇興では、参加者らが畳1帖ほどの距離から扇子を投げ、胡蝶(こちょう)と呼ばれる「的」を落として点数を競った。
嶋原さんは「投扇興は、やってみると思ったより難しかったが、みんなで楽しむことができた。最後にはひな祭りの歌をみんなで歌ってとても盛り上がった」と振り返る。「2回、3回と続けていけたら」とも。
今後について、「他にも海外の方を交えた異文化衣装交流会を考えている。それぞれの国独自の衣装を交換して着ることにより交流を深めていけるような場をつくれたら」意気込む。