加古川市立浜の宮中学校で1月12日、リオ五輪・馬術競技日本代表選手の黒木茜さんによる講演会が行われた。
黒木さんの話を聞き、在校生たちに刺激を受けてもらおうと、同校卒業生が企画した同講演会。
20歳から乗馬を始めたという黒木さんは同校の卒業生。現在、介護事業を手掛けながら、オランダで馬場馬術の技術を磨いている。黒木さんによると、馬術競技は「馬のフィギアスケート」とも呼ばれ、音楽に合わせて決められた場所で足踏み、回転などを行い、美しさを競う競技という。
当日は、黒木さんが、自身の経験から好奇心を持つことの重要性を話したほか、東京五輪出場への意気込みを話した。
生徒の一人は「黒木さんの話を聞いて、目標や好奇心を持つことの大切さを学んだ。将来の夢である教師を目指すために、まずは高校受験に備えたい」と話す。
黒木さんは「好きになること、好奇心を持つことの重要性を伝えたかった。夢の一歩目が好奇心から始まることもある。後輩達に少しでも自分の言ったことが伝わっていればうれしい」と笑顔を見せる。