加古川の飲食店「旬彩Diningせらび」(加古川市西神吉町)が1月5日、オープンから2カ月を迎えた。
元小料理店を改装した店内は、温かみのある木目を基調に、天井には黒い梁(はり)がめぐるモダンな空間。2階部分を吹き抜けにした開放的な店内は、1階が2人掛けテーブル3卓、4人掛けテーブル5卓、カウンター6席の計20席を用意。2階は8人と10人ずつの掘りごたつ式の長テーブル2卓を用意する。
同店シェフの山本泰彦さんは、神戸のレストランを10年間経営。「そろそろ地元に帰ろうかと考えていたタイミングで、加古川の友人からこの場所で店をしないかと声が掛かった」と話す。昨年夏から改装工事を行い、オープンにこぎ着けたという。
店名の「せらび」は、フランス語で「人生こんなもの。気楽にやろう」という意味。山本さんがかつて留学していた先のフランス人が口にしていたのを聞いて「この店に来たお客さんに安らぎの時間を与えられたら」と名付けた。
開店から2カ月で、女性客を中心に近隣の地元客が多く訪れているという。山本さんは「年配の方もたくさん来ていただいている。洋食メニューに和や中華のエッセンスを取り入れて、食べやすいものを提供していきたい」と話す。
ランチメニューは、今日のせらびランチ(1,500円)、ビーフカレーライス(1,000円)、欧風料理コース(2,000円)など。ディナーメニューは、アラカルトとして、自家製穴子の燻製(540円)、ずわいがにとホタテのテリーヌ(756円)、サーロインステーキ赤ワインソース(1,620円)など。鍋料理は、とり鍋(2,160円)、せらび鍋(とり・豚・鱈・鮭、3,240円)など。
山本さんは「フランス料理だと敷居が高くなってしまうので『創作料理店』としている。幅広い世代の方に来ていただきたいので、今後はもっとメニュー開発をしていきたい」と意気込む。
営業時間は、ランチ11時30分~15時、ディナー=17時30分~21時30分。月曜定休(祝日の場合は翌火曜)。