市ノ池公園奥の鹿島扇平自然公園(高砂市阿弥陀町)に11月16日、「秘密基地」をテーマにした遊具2基がお目見えした。
市内の小学生がデザインした同遊具。子どもたちの意見を基にした遊具を作ることで、子どもたちにまちづくりへの主体性を持ってもらおうと、市民の有志で作る団体「高砂キッズ夢パーク」がデザインを募集した。約200点の応募があり、4人のアイデアを採用。猫の顔と扉が設置された遊具と、ボルダリング用のホールドや上り棒を備える遊具の2基。建築は兵庫県建築士会加古川支部の有志がボランティアで行ったという。
16日午前には最後の工程として、1歳児~小学生のおよそ20人が木製の遊具にペンキで色を塗った。ローラーやはけを使い、服を汚しながら作業。指でハート模様を描いたり、落ち葉も重ねて塗り込んだりするなどの工夫も見られた。参加した男子児童は「ペンキ塗りは初めてで楽しかった。この秘密基地の中で友達とおしゃべりをしたい」と話していた。
同遊具は約1年間限定の設置。