「かこがわ防災メッセ」が9月1日、加古川市総合福祉会館(加古川町寺家町TEL 079-424-4318)大ホールで開かれる。主催はNPO法人「One by one」。「One by one」の名には、「防災は自分たちそれぞれの防災をつくる」という思いを込める。
防災活動を発表するのは、加古川市内の5つの町内会(新野辺第5町内会、長田町内会、良野西町内会、石守グリーンタウン町内会、北別府町内会)で、町内会の位置や自然環境、世帯数、高齢化率などの確認や実施してきた防災の取り組みなどを紹介する。併せて、避難行動要支援者に対しての取り組みについて、町内会の理解、協力を深める内容を計画している。
活動メンバーは、防災士、気象予報士ほか、防災に関心ある人などで構成する。2018(平成30)年の西日本豪雨をきっかけに、地域、町内会で防災を担う人材育成と避難行動要支援者らの実行的な避難支援体制を進めることを目指して設立した。
同NPOは毎年、町内会や自主防災組織、民生委員、身体障害者福祉協会などと一緒に防災マップ学習会や防災ワークショップの避難所「HUG(ハグ)」、災害図上訓練「DIG(ディグ)」など、「防災学習」を行っており、「かこがわ防災メッセ」としては今回で2回目となる。一般参加の聴講も可能で、3人以上で参加する場合は、事前連絡で隣席を確保する。
同NPOの松木照男さんは「住民にとって最小の単位は町内会。災害が起きた時、避難所は行政が設置するが、避難してきた人たちで組織し、運営していかなければならない。組織としての動き方を、平時から学びを通じて考えていてほしい」と呼びかける。
開催時間は13時~16時。参加無料。
※台風10号の接近に伴い、このイベントは中止となりました。