釣り系ユーチューバーの籠山和政さんが「籠ちゃん食堂」(加古川市尾上町)をオープンして、8月2日で2カ月がたった。
中華めんに豚肉とモヤシを加えてかつおの和風だしで仕上げた「汁そば」(750円)
店主の籠山さんは、子どもの頃に学校から帰るといつも祖母が営む食堂で卵焼きや焼きそばを食べ、「自分もいつか食堂を開きたい」という夢を持っていた。大人になり条件が合わず食堂の夢を諦めていたが、自身が運営する釣りのユーチューブチャンネルの撮影で釣った魚をさばいてあげていた知人から、「貸店舗に空きが出るので、飲食店をやってみないか」と声をかけられたことをきっかけに、子どもの頃の夢にもう一度挑戦することを決めた。
店内には、カウンター8席、折り畳み式テーブルの立ち飲み席6席を用意する。メニューは、祖母の食堂で人気だった中華麺に豚肉とモヤシを加えてかつおの和風だしで仕上げた「汁そば」(750円)や「卵焼き」(550円)、「とり唐揚げ」(580円)などの大衆食堂をイメージしたメニューに加え、「刺し身」(580円~)や「ぶりの照り焼き」(580円)、切り身を焼いてほぐした「お茶漬け(たい)」(780円)などユーチューブチャンネルの撮影場所「釣り堀水宝」の魚を使ったメニューも取りそろえる。
「提供する魚の鮮度には自信を持っている。これからたくさんの人と、ユーチューブでは話していない釣りや魚の話をしたり、養殖のマダイがおいしいことをもっと知ってもらったりできれば」と籠山さんは話す。
営業時間は17時~22時。