加古川の居酒屋「わがまま酒場 タケシンチ」（加古川市平岡町、TEL 079-490-8876）が7月15日にオープンした。

店内

　店主の坂元武司さんは加古川市出身。加古川南高校を卒業後、大阪の辻調理師専門学校へ進学。同校卒業後は、同校在学時から住み込みのアルバイトをしていた大阪の中華料理店「中央軒」に就職。調理担当として下積み時代を過ごした。

　21歳の時、地元加古川に帰郷。お酒を提供する店で調理や接客などを学びたいと「バー ジ・エンド」（現在は閉店）でアルバイトとして勤務。同店でアルバイトをするきっかけについて坂元さんは「大阪在住時にバーに行く機会が多かった。ちょうど日韓ワールドカップのタイミングで訪日外国人たちもたくさんバーでお酒を楽しんでいて、知らない人同士がお酒を介して楽しむ雰囲気やコミュニティーが好きになった」と振り返る。

　ジ・エンド店主で、現在は東加古川で「たまがっど」「がらるっど」などの飲食店を経営する野村哲男さんの下で、独立までの約20年間を過ごした。「これまで世話になった人や友人、地元の人たちに集まってもらいたい。哲男さんと共に東加古川を盛り上げたい」と同所での出店を決めたという。

　席数は40席。カウンターやテーブル席、座敷のほか、「子どもにもくつろいでほしい」と絵本などを並べた席も用意する。

　メニューでは、「無限手羽中」（638円）、「麻婆豆腐」（748円）、「肉みそピーマン」（539円）、「焼きギョーザ」（429円）、「鮮魚盛り合わせ4種」（1,518円）などが人気だという。「生ビール」（539円）、「サッポロ赤星」（605円）などの瓶ビールのほか、北海道の「鬼おろしサワー」（649円）もそろえる。

　坂元さんは「一緒に働くスタッフにも仕事を楽しんでほしいと伝えている。スタッフが楽しければお客さんも楽しいはず。みんなで一緒に楽しくお酒が飲める店にしたい」と意気込む。

　営業時間は16時～24時。定休日はインスタグラムで知らせる。