ろうそくの明かりで境内を照らす「千灯祭(せんとうさい)」が7月20日、山之上住吉神社(加古川市平岡町)で行われた。
この祭りは明治時代から続くとされ、2010(平成22)年に社殿を建て直してからは、1000個の灯籠に明かりをともしてお参りする、夏祭りの一つとして行われている。初めに行われた神事には山之上町内会役員らが出席し、地域の繁栄を祈った。その後、御神火の点灯の儀式が行われ、社殿両脇の石灯籠に火がともり、祭りが始まった。境内には模擬店も並び、訪れた地域住民らは祭りのひとときを楽しんだ。日が暮れると辺りは1000個の灯籠の優しい明かりで照らされた。
同神社総代の石坂雅志さんは「たくさんの方にお参りしていただいてうれしい」と話す。