「オペレッタ・ガラ・コンサート~愛と情熱のオペレッタ~」が3月20日、加古川市民会館(加古川市加古川町)中ホールで行われる。
オペレッタは、19世紀の半ばにパリやウィーンで始まった音楽劇の一つ。恋愛や不倫、パーティーでの人間のだまし合いなどが題材として描かれ、日本語では喜歌劇と訳される。今回の「ガラコンサート」では、さまざまなオペレッタから見どころとなるシーンを集めて上演する。出演者の一人でソプラノ歌手の高田真奈美さんは「メロディーの美しいもの、聞きなじみのあるものを集めた。ウィーンのオペラハウスに来た気分を味わってもらえるのでは」と話す。
指揮を務める八百川敏幸さんは加古川市出身。オペレッタの本場であるウィーンで学び、いろいろな作品の和訳を探して、その魅力を日本に伝えようと活動している。ソリストには加古川ゆかりの歌手を含めた16人が出演。加古川オペレッタ・ガラ特別合唱団とアンサンブル・フォーゲルザングの管弦楽が演奏を支える。見どころについて、企画に携わったバリトン歌手の近藤修平さんは「同じソプラノやバリトンでも声の違いがある。地元出身の音楽家も出演するので、そこにも注目してほしい」と話す。
13時30分開場、14時開演。入場料は3,000円(全席指定)。4歳から入場可。定員は900人。