加古川のコワーキングスペースmocco(加古川市加古川町)で週1回出店しているおむすび専門店「ニコニコおむすび結」がキッチンカー製作へ向け、工楽松右衛門旧宅(高砂市高砂町)で1月19日、記念イベントを開催する。
同店は高砂在住の主婦・井口結子さんが飲食の店をしようと、母の菅野順子さん、友人の岩田奈々さんの3人で2022年4月に始めた。現在は毎週木曜に営業している。井口さんが岩田さんの握ったおむすびを食べたところ、人が握ったおむすびの温かさとおいしさに気付いたところから、おむすびを主軸とした店にしたという。定番の「塩」「こんぶ」「梅かつお」「韓国のり」「煮卵」に加え、季節の食材を使ったおむすびも用意する。全て井口さんがその場で一つずつ握り、米の食感が楽しめるように柔らかく握るという。
もともとキッチンカーを持つことが夢だったという井口さん。これまで高砂の「万灯祭」「ナイトファンタジーイリュージョン」、播磨町の「大中遺跡まつり」などのイベントにはキッチンカーをレンタルして出店していた。今後も移動販売やイベント出店をしていきたい思いが募り、キッチンカーの購入を決めたという。井口さんは「店舗だとお客さんに来てもらう形になる。もっとたくさんの地域に行って多くの人とつながりたいので、私たちから会いに行くためにキッチンカーが必要だった」と話す。製作資金はクラウドファンディングで支援を募る。今春の完成を目標にするという。
19日はクラウドファンディングスタートイベントと位置付け、炊き込みおむすびと豚汁を無料で提供する。来場者と一緒にクラウドファンディング開始のカウントダウンも行うという。岩田さんは「みんなで楽しく、笑顔あふれるイベントにしたい」。井口さんは「まずは私たちのおむすびを食べて高砂で活動していることを知ってほしい。キッチンカー製作に向けて支援もお願いしたい」と呼びかける。
開催時間は19時~21時。クラウドファンディングは「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で1月19日~2月18日に行う。