加古川市、高砂市、加古郡稲美町、播磨町とコミュニティーFM「BAN-BANラジオ」(加古川市加古川町)が共同で1月20日、「東播磨ラジオシェイクアウト訓練」を実施する。
シェイクアウト訓練は、2008(平成20)年にアメリカで始まった地震に備える防災訓練。参加者は合図に合わせて、「まず低い姿勢を取り、頭を守って、揺れが収まるまで動かない」という3ステップの行動で安全を確保する。学校や職場など参加者が1カ所に集まって実施することが多いが、今回の訓練ではラジオから流れる地震発生のアナウンスをきっかけに、参加者が自分のいる場所で安全行動を取る。2020年、コロナ禍により各地で防災訓練の開催が見合わせとなる中、住民の防災意識を絶やさないために企画し、今回で4回目となる。
当日は、10時に訓練開始を知らせるアナウンスを放送。訓練後には、総務省消防庁の防災アドバイザーとして活動する大西賞典さんをゲストに迎えて特別番組を実施。1月15日から訓練前日の19日までは、加古川市、高砂市、加古郡稲美町、播磨町と東播磨県民局の防災担当者が同局の番組に出演し、各行政での防災に関する取り組みについて啓発する。
訓練を企画した同局スタッフの石川麻優さんは「訓練の時間は3分ほど。ラジオを聴くだけで参加できるので、気軽に参加してほしい。家族や職場で災害への備えについて話し合うきっかけとしてもらえれば」と参加を呼びかける。
訓練は1月20日10時から。BAN-BANラジオで放送する。